門脇俊一
「金毘羅大芝居」
木版画高さ43cm 幅54cm (額寸)
売約済
色鮮やかな日本の風景
1993年制作桜が咲き誇る中、色鮮やかな幟が掲げられた芝居小屋が、人々で賑わう様子を描いています。(門脇俊一が色鮮やかな日本各地の風景を描いた木版画のシリーズの一作品)
門脇俊一(かどわきしゅんいち)
1913 香川県観音寺市生まれ/少年期に独学で絵を描く
1933 海軍に入隊、南シナ海やアフリカ、ヨーロッパなどを訪れ西洋美術に触れる
1939 海軍絵画要員として勤務/海洋美術展で入選('40、'41)
1945 兵役解除後、写生のため長崎県で山小屋生活
1946 門脇俊一展(佐世保親和銀行ホール、戦後日本初の個展)
1949 多良岳山麓の山小屋を去り、香川県観音寺市に転居
1950 油彩個展(銀座資生堂画廊)
1961 版画展(阪急百貨店、以後十年間個展継続)
1962 個展(近鉄百貨店、以後十年間個展継続)
1964 個展(三越百貨店本店、以後二十年間個展継続)
1965 人間国宝と日展審査員を辞退
1967 門脇木版美術館 開館
1973 文化勲章を辞退/読売TV「門脇俊一の世界」放映
1976 東大寺二月堂に「お水取りの図」の大絵馬を奉納
1980 NHK「現代の絵師・門脇俊一」放映
1981 大成建設カレンダーの創作版画制作(以後毎年)
1988 瀬戸大橋博覧会に220mの屏風絵「空海行状起」を出品
1990 大成建設第一回個展(新宿センタービル)
1993 NTV「技あり日本・画壇の野人・門脇俊一」放映
1994 大成建設第二回個展(新宿センタービル)/フランス国立高等美術学校にて個展(パリ)
1995 ルルド国際ジュマイユ宗教絵画ビエンナーレ賞(南フランス・ルルド)
1997 大成建設第三回個展
2002 「うだつの街並にぎわい図」屏風絵展
2004 「男女和合之図」イタリア(フィレンツェ)個展
2006 香川県で逝去(93歳)
2014 門脇俊一生誕100年展(香川県立ミュージアム)
<特徴>
日本を代表する画家であり版画家。人間国宝や文化勲章を辞退するなど、芸術家としての名誉をすべて不要とし、ひたすら制作活動に打ち込んだ孤高の芸術家。油絵や水墨画、木版画、屏風絵など多彩な表現方法で独自の世界を切り拓いた。野趣あふれる独特のタッチが特徴で、「現代の浮世絵師」とも呼ばれている。